営業のツボ 目標は口に出してください。
今回は、目標を口に出すことの大切さについて書かせていただきます。
目標は、「未来」のためでなく「今」のために必要。
目標は理想でいい。そして、理想は足元を明るくする。
目標を言霊に
目標は、「未来」のためでなく「今」のために必要。
そもそもなぜ目標を持つべきなのでしょうか?
一生懸命仕事をして、その結果良ければいいし、ダメならダメでそれでいい。
確かにそれでもいいのかもしれない。
ただ、営業で売れよう、他に勝とうと思うのであれば、その考えは捨てるべきです。
これは営業に限ったことではなく、なんでもそうです。
自分の中に明確なゴール地点が無ければ、人は粘り強く進めないのです。
山登りの例えが一番解りやすいかもしれませんね。
目の前に山があります。あなたは登山家です。
目の前の山の高さがわかりません。頂上まで登るのに、どれほどの時間がかかるかも想定すらできません。頂上すら雲がかかって見えません。
この山、登ります?
もし登るのなら、無謀で命知らずにもほどがあります。
頂上の高さがわかるから、登山道の長さ、勾配の強さ、そこから予想される気圧の変化、空気の薄さ、体力の消耗、かかる時間、そういったものの準備や覚悟が固められる。
頂上の高さは、高いにしても低いにしても知らないといけないのです。
その山の高さが、目標です。
目標がわかれば、そこに到達するために必要なものがわかる。そして、今の自分に足りないものがわかる。そして、努力の仕方も見つけられるのです。
目標があるから、今何をすべきか見つかるのです。
目標は理想でいい。そして、理想は足元を明るくする。
「目標が無い。持てない。どうしたらいい?」
という方もいらっしゃるかもしれません。
大丈夫です。みんながみんな、同じようにすんなりと目標を持てているわけではありません。
まずは、目標を持つ努力をすればいいのです。
よくいろんなところで目標は大きくとか言いますね。
僕も今、筋トレの目標をツイッターで晒しました。
サッカーの長友選手やバスケの富樫勇樹選手のような、イイカンジのマッチョになります。
という目標です。目標なので、大きくていいのです。
アラフォーといえど…。
そう、あくまで目標は「自分のなりたい理想の姿」でいいのです。
僕の入社時の理想は、当時の所長でした。
ただ、これは僕の失敗談ですが、僕はその理想を口に出しませんでした。
結果、同期に置いて行かれていました。
持ち前の小さなプライドとチキンハートが、「不言不実行」を実行してしまったんですね。
僕は見事に、同期に置いて行かれました。
当時の同期は、堂々と理想・目標を口にしていました。
彼はすごいスピードで結果を上げていきました。
ですから、まずは自身の将来の理想を、思い描いてください。なんでもいいです。ファンタジーすぎるのもどうかとは思いますが、多少無理があっても大丈夫です。理想なので。
理想を思い描いたら、そこから、今の自分に何が足りないか、何が足りているか冷静に分析してみてください。そして、そのために今何をすべきか何ができるか考えてください。
そこから何が導き出されるのは、『今』の行動指針です。努力対象です。
『理想』を本気で考えると『今』の足元が明確になります。
目標を言霊に
そして、目標が決まったら、口に出してください。何度も何度も。
書き出して、見えるところに貼り出したっていい。素敵な目標なんです。自分だけで楽しまないでください。
目標を口に出すことで得られるものは・・・。
・周りに聞いてもらってるので、後戻りできない。
・言葉には責任がある。そのぶん頑張れる。
・伝わっていれば、周りの人が積極的にサポートしてくれる。これ一番。
・口に出すということは、自分の耳にも聞こえている。毎日言い続けることで、自然とマインドセットできる。
言葉に出さなければ、先輩方も「こいつはどうなんだ?やる気はあるのか?」
と思うこともあるかもしれない。
逆に、言葉にいつも出していれば、「こいつやる気が違うな」と伝わるはずです。
そして、頼んでも無いのに、周りが助けてくれるようになります。
言霊という言葉もあります。
本気で言い続けたことは、自然と達成の方向へ流れていくものです。
ただし、本気で目標を立て、本気で理想を考え、本気で足元を見ることが大前提ですが。
目標を本気で口に出して、言霊に変えてください。
≪まとめ≫
・目標は、「未来」のためでなく「今」のために必要。
・目標は理想でいい。そして、理想は足元を明るくする。
・目標を言霊に
今日は目標を持つ必要性について書きました。今後、目標の立て方などもかいていけたらと思っております。
では、また次の記事で。